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痛い体と痛い心⑦

体重の変化に、心のサインが隠れていることもある

ここで、あるお客様の体験談をお話しします。

体重や食にまつわる話題は、人によっては触れられたくない、あるいはつらい記憶と結びついていることもあります。

もしそう感じられたら、このエピソードは読み飛ばしていただいて構いません。

ある女性のお客様の話です。 

彼女は短期間で20キロも体重が増えてしまいました。 

あらゆるダイエットを試しても効果が出ない。

 しかし詳しくお話を伺うと、体重が増え始めた時期と、パートナーとの関係が決定的に悪化した時期が驚くほど一致していたのです。 

彼女にとって「太ること」は、単なる不摂生ではありませんでした。

 人類は何万年もの間、いつ食べられるかわからない狩猟採集の時代を生きてきました。

食べられる時に食べられるだけ食べ、皮下脂肪として蓄えることは、生き延びるための優れた戦略だったのです。

今はいつでも食べ物が手に入る時代になりましたが、その「備える本能」は今も私たちの中で働き続けています。

不安や恐怖を感じたとき、体が無意識に「蓄えよう」とするのは、意志の弱さではなく、何万年もかけて磨かれてきた生存本能なのかもしれません。

 向き合いたくない悲しみや怒りから自分を守るために、身体が「肉の鎧」をまとい、感覚を鈍らせていたのです。 この場合、必要なのはスクワットの回数を増やすことではなく、「私は今、本当は悲しくてたまらないんだ」という感情に気づき、受け入れることでした。

 無意識は、あなたの表向きの思考よりもずっと忠実に、あなたの心と現実を変えないように、守ろうとしているのです。

Point: 行動や言葉、表情といった顕在意識と、感情や思考といった潜在意識を一致させることで心身のずれを整えていきましょう。

 このズレた組み合わせが体の不協和音となっていることが多いです。

また、小腹が空き、ちょこちょこと食べたくなる感覚は食事内容のバランスが整うと解消されることも多いです。

タンパク質の食材(主菜)、野菜類(副菜)を整えて主食でエネルギーを調整してみてはどうでしょう。